スタッフ佐々木。

胃と酸性度。

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おはようございます。
佐々木です。

今の世の中多い症状の一つに胃の不調がありますが、

このブログを読んでいる人の中にはどれだけ胃の症状を持っているのか、

ちょっと気になる部分でもあったりします。

胃もたれだったり、吐き気だったり、痛かったり、

経験ある方も多いかと思います。

胃ということで、食べ物を受け入れ消化する、

基本的な動作ですが、本来これが無ければ人間上手い事生きられない

大事な大事な臓器な訳ですが、

何故か結構蔑ろにされがちな臓器でもあったりします。

まあ大体我慢できるから~みたいなノリだとは思います。

薬で騙すのも比較的楽な部位なので、

それで済んでしまうというのもあるかと思います。

でも先にも言ったように食べ物を受け入れ消化する、

生きる上でエネルギーを得る為の最初の臓器な訳ですから、

それではダメ。

根本を考えていればどうにかなりますが、

そうではありませんのでダメです。

で、胃の不調が何から来るのかということが大事になるのですが、

それは勿論食べ物が大きいで
す。

次いでストレスとかですかね。

食べ物が大きい理由は、食べ物を真っ先に受け入れる場所であることです。

当たり前っちゃ当たり前なんですが、忘れているのか敢えてなのか、無視してる人は多いです。

そして食べ物の中には薬も入っています。

基本的には口に入れて、胃で消化して作用する、というのが一連の流れなので、

普段の食事と同じ様に影響を与えるものです。

なんなら普段の食事以上に影響を与えるものです。

こういったものを踏まえたもので、

今日のタイトルにもある酸性度というものを考えてみるとまた面白いので少しお話させて下さい。

身体の酸性度と言いましたが、ph値とか酸塩基平衡などとも言います。

人の身体というのはその時の状態や、普段食べているものによって、

この値が酸性側にいったり、アルカリ性側にいったりして、

身体の状態が変化していきます。

酸性に傾く事をアシドーシス、アルカリ性に傾く事をアルカローシスといい、

人間のニュートラルの状態は弱アルカリ性とされています。

人間の身体というのはこのニュートラルの状態に、

様々な方法を駆使して保とうとしているのですが、

それ以上に酸性にいく力が強かったり、またその逆であったりすることによって、

異常が表れるといったものになります。

今回はこの中でもアシドーシスについて考えていきます。

アシドーシスになるとどうなるのか。

単純な話ですが、ニュートラルに戻したいので酸性の物を外へ出したくなります。

簡単に言えば吐きたくなります。嘔吐です。

ここから考えると、ニュートラル状態の人が嘔吐すれば、アルカローシスになるのですが、

基本的には食中毒だったり他の何か刺激するものでもない限り、

ニュートラルの人が急に嘔吐するということはありません。

やはり嘔吐や吐き気があるのには理由があって、それの一つがアシドーシスだと思います。

極端かもしれませんが、逆流性食道炎なんかもこのアシドーシスが絡んでいるような感じもします。

一応経験上でお話させて頂きますが、ちゃんと理由があります。

逆流性食道炎の方で多いのが、甘い物が好きな方です。

つまりお砂糖です。

お砂糖の話はここでもよくしますが、

調べて貰うと身体のph値をどちらに持っていくか分かるかと思います。

まあ、こうやって説明している以上は酸性に持っていくのですが、

砂糖を特にその作用が強いようで、

甘い物を毎日の様に摂っているのであれば、身体はどんどん酸性に傾いていきます。

そうなれば、身体から酸性のものを出したくなるので、

胃酸が上がって呑酸となり、いわゆる逆流性食道炎と言われるものになります。

呼吸などでも酸性になったりアルカリ性になったりするのですが、

その原因は二酸化炭素になります。

血中の二酸化炭素が増えることによって酸性に傾くのですが、

実は砂糖にも二酸化炭素を発生させる機序があります。

砂糖というのが高エネルギーであることは周知の事実だと思います。

少し知識があればブドウ糖という、

非常に効率的なエネルギーとなることを知っているかと思います。

もう少し知識があれば、実は非常に無駄なエネルギーであることも解ります。

瞬間的なエネルギーはたしかに生まれますが、全部を使い切る事はなく、血中に大量に余ります。

余り物を処理するのに脂肪になったり、活性酸素が出たりと結構面倒。

更に知識があれば、身体を酸性に傾かせる機序。

つまり二酸化炭素を排出する機序ですね。

これはブドウ糖を分解する過程で発生します。

ブドウ糖が何故エネルギーになるかというと、

ブドウ糖を分解することでATPというものが生まれます。

これは代謝を行う為のエネルギー、つまり身体を動かす為のエネルギーになります。

ブドウ糖というのは分解する時にATPの他に水と二酸化炭素を生みます。

ということは・・・なわけです。

知識を練り直すと・・・

結局砂糖って・・・。

みたいな話になります。

想像つく人にはつくかと思います。

二酸化炭素が多ければそれだけ酸欠のような貧血のような、

めまいなんかも起きやすくなるかと思います。

更にアシドーシスというのは好酸球というアレルギーの原因となるようなものを、

増やしやすい環境になります。

近年だと花粉症などもこれが原因になっている方が多いかと思います。

胃を悪くし易い身体になっていれば、

それ以外でも症状が出る可能性があることを考えると、

現状からかなり変化できるのではないのかなと思います。

酸性を中和する為のアルカリ性の食品は自分で調べて選ぶのがいいと思うので、

自由に組み合わせながら楽しんでもらえればと思います。

-スタッフ佐々木。
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