運動療法について

以前から少しづつではあるのですが、運動療法を治療の中に取り入れたりしていてるのですが、反応もとても良く、施術者としても素晴らしいと思える治療と出会えたので、より多くの患者さんに施術出来る様に運動療法のみのメニューにも力を入れていきます。

今まで通りに鍼灸は鍼灸で変わらずですが、鍼灸の技術、道具は使わずに、運動療法のみで治療を行います。その為服を着たままの治療が可能です。その際は多少動きやすい服装であると助かります。
興味のある方は勿論、今まで鍼に抵抗があった方も安心して受けられるものとなっておりますので、是非この機にご利用下さい。

こんな人に効果がある

効果としては様々なものに期待できますが、肩こり、腰痛といった基本的なものから、五十肩、坐骨神経痛、膝痛、側弯症といったものにも効果があります。
特に側弯症については自分も患っておりますが、この運動療法の効果をかなり感じていて、日頃からセルフケアとして実践しております。

何かスポーツをしている方にも利点が多く、可動域という点でも良い結果が得られますが、身体の使い方に関してより理解が深まり、身体の動かし方に更に磨きがかかるはずです。
また、感覚を育むという点でケガへの危機管理能力も上がる様に思えます。

何をするのか

運動療法と言いましても、それほど難しい動きなどはせずに、誰にでも出来るような簡単な動きで、ご自身の身体をご自身で整えて頂くような治療となります。
我々はアシスタントとして、効果が最大限発揮されるように補助するような形となります。
気持ち良さがキモになる治療ですので、無理なストレッチやマッサージといったような痛みを伴う事は一切ありません。
あくまでもご自身の身体の修復力を使った治療ですので負担はほぼ0と言っても良いぐらいです。

日常生活に於ける身体の歪み、バランスなどをまずご自身で感じて頂き、それを自己修正出来る様にこちらが誘導していくような運動療法となっております。
この治療によって、気持ち良いという感覚から身体が緩む感覚を養う事で、繊細な身体の感覚を育み、ご自身の身体の状態を細かく把握できるようになりますので、最終的にはセルフケアが出来る様なレベルまで持っていく事が出来ます。
そうなれば後は何か異常が出た時には、ここで実践した運動療法や、なんならご自身でオリジナルの動きを作ってお家で治す事も可能になります。

この運動療法は操体法、PNF(神経筋促通法)といったものを組合せたものになります。
操体法というのは、医師である橋本敬三先生が、伝統的に行われていた健康法・治療法である正體術(せいたいじゅつ)にヒントを得て、画期的な健康法・治療法を確立したものです。
経緯として、元々医師として病院に勤務していた橋本敬三先生が、病が治らず病院に来なくなってしまった患者を追いかけて行ったら、鍼灸院や民間療法を行っている治療院に行きつき、そこでは患者が元気になっている事実を知り、様々な治療院に病を治すコツを聞いて、研究をして生まれたそうです。※ 正體術は世間一般で言う整体とは異なります。

PNFとは、固有受容器を刺激することによって、神経筋機構の反応を促通する方法と定義され、末梢神経疾患のみでなく、中枢神経疾患の治療としても用いられることが大きな特徴である(柳澤, 2001)。固有受容器とは、位置、動き、力の受容器のことで、関節包の受容器、靭帯の受容器のほかに、筋紡錘、腱紡錘、関節上の皮膚の動き受容器をさし、これらの受容器の刺激の方法として、関節の圧縮・牽引、筋の伸張、運動抵抗、PNF運動開始肢位などがあげられる (柳澤, 2001)。なかでも、Kabatは、全運動範囲にわたる最大抵抗を強調し、最大抵抗を使用することで弱化した筋への発散効果を最大にさせると指摘している(Voss, 1985)。

Wikipedia

注意点

但し、この運動療法にもいくつか注意点があり、まず大きい手術痕などがある方の場合は、効果を感じずらい傾向があります。手術痕自体がバランスを変えてしまっている事がありますので、その場合は手術痕にも効果が期待できる鍼灸の方をオススメ致します。
次に、感覚をとても大事にする運動療法ですので、強い痛み止めや、中枢神経に働きかけるような薬を服用されている方にも若干効果が出づらい傾向がありますので予めご了承下さい。

逆に言えば、これから手術を考えている、というような方にはちゃんとした効果が期待できます。

最初の数回は補助を入れながらやり、段々とコツが掴めてくるかと思いますので、その後はセルフケアで色々と試して頂ければと思います。
まずはこの不思議で面白い運動療法を試して頂ければと思います。

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