スタッフ佐々木。

難経 十五難 後編。

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こんにちは。
佐々木です。

今回は難経でかなりコテコテな部分です。

前後編に分けてやりましたが、

後編の方が圧倒的に長いです。

古文漢文なんてクソくらえ!!って方は飛ばしてもらってなんら問題ございません。

では本編へ。

如有變奈何。然。春脉弦。反者爲病。何謂反。

四季に脈が変化するとどうなるのか。それは、春の脈は弦なのに、反するものは病脈である。何を反するというのか。

然。其氣來實強。是謂太過。病在外。氣來虚微。是謂不及。病在内。

それは、脈の気が実強なのは大過といい、病は外にある。脈の気が虚微なのは不及といい、病は内にある。

氣來厭厭聶聶。如循楡葉曰平。

脈の気がやわらかくしなやかで、楡の葉をなでるようなものを平脈という。

益實而滑。如循長竿曰病。急而勁。益強如新張弓弦曰死。

脈の気がより実し滑で、長い竿をなでているようなものを病脈という。
脈の気が緊張(急)で強くピンと張りつめていて(勁)、弓に新しく張った弦のようなものを死脈という。

春脉微弦曰平。弦多胃氣少。曰病。但弦無胃氣曰死。春以胃氣爲本。

春の脈は微弦を平脈といい、弦が多い(強い)ものは胃の気が少ないので病脈という。
ただ弦(ピンと張っていてやわらかさがないもの)なのは胃の気が無いので死脈という。春の脈は胃の気があって本来の脈とする。

夏脉鈎。反者爲病。何謂反。

夏の脈は鈎で、反するものは病脈である。何を反するというのか。

然。其氣來實強。是謂太過。病在外。氣來虚微。是謂不及。病在内。

それは、脈の気が実強なのは大過といい、病は外である。脈の気が虚微なのは不及といい、病は内にある。

其脉來累累如環。如循琅玕曰平。

脈の気がころころと琅玕(翡翠)をなでるようなものを平脈という。

來而益數。如雞擧足者曰病。前曲後居。如操帯鈎曰死.

脈の気が速く(数)、鶏が足を挙げるようなものを病脈という。
前で曲がったように丸く大きく触れ、後ろで踞(うずくま)るように小さく触れ、帯鈎をまさぐるようなものを死脈という。

夏脉微鈎曰平。鈎多胃氣少曰病。但鈎無胃氣曰死。夏以胃氣爲本。

夏の脈は微鈎を平脈といい、鈎が多いのは胃の気が少ないので病脈という。
ただ鈎(やわらかさがないもの)なのは胃の気が無いので死脈という。夏の脈は胃の気があって本来の脈とする。

秋脉毛。反者爲病。何謂反。

秋の脈は毛で、反するものは病脈である。何を反するというのか。

然。其氣來實強。是謂太過。病在外。氣來虚微。是謂不及。病在内。

それは、脈の気が実強なのは大過といい、病は外である。脈の気が虚微なのは不及といい、病は内にある。

其脉來藹藹如車蓋。按之益大。曰平。

脈の気がふわふわと車蓋(車の覆い)のように柔らかく、按じると大きく触れるものを平脈という。

不上不下如循雞羽。曰病。肅索如風吹毛。曰死。

脈の気が浮いても沈んでもいなく、鶏の羽をなでるように堅いのを病脈という。
そよそよと風に吹かれる毛のようにはかない感じのものを死脈という。

秋脉微毛曰平。毛多胃氣少曰病。但毛無胃氣曰死。秋以胃氣爲本。

秋の脈は微毛を平脈といい、毛が多いのは胃の気が少ないので病脈という。
ただ毛(力のないもの)なのは胃の気が無いので死脈という。秋の脈は胃の気があって本来の脈とする。

冬脉石。反者爲病。何謂反。

冬の脈は石で、反するものは病脈である。何を反するというのか。

然。其氣來實強。是謂太過。病在外。氣來虚微。是謂不及。病在内。

それは、脈の気が実強なのは大過といい、病は外である。脈の気が虚微なのは不及といい、病は内にある。

脉來上大。下兌。濡滑如雀之啄曰平。

脈の気が上では大きく、下では鋭く、柔らかくこつこつころころと雀が啄むようなものを平脈という。

啄啄連屬。其中微曲。曰病。來如解索。去如弾石。曰死。

啄む感じで連続し、中位で微かに曲がっている感じのものを病脈という。
やってくる脈が結びから解かれた紐のように固く、去る脈が石を弾くようなものを死脈という。

冬脉微石曰平。石多胃氣少。曰病。但石無胃氣。曰死。冬以胃氣爲本。

冬の脈は微石を平脈といい、石が多いのは胃の気が少ないので病脈という。
ただ石(硬すぎるもの)なのは胃の気がないので死脈という。冬の脈は胃の気があって本来の脈とする。

胃者水穀之海。主稟四時。

胃は水穀の海(飲食物から後天の精(エネルギーの様なもの)を生成するもの)なので全ての季節に必要なものである。

皆以胃氣爲本。是謂四時之變病。死生之要會也。

すべて胃の気を本になっている。この胃の気は四季の病変と、死生の要点である。

脾者中州也。其平和不可得見。衰乃見耳。來如雀之啄。如水之下漏。是脾衰見也。

脾は中心となるものである。脾が平(健康)で和(陰陽のバランスが取れている)なら病変が見えることはない。
脾が衰えてはじめて表面化する。雀が啄むような、水が漏れるような脈は、脾が衰えている見られる脈である。

以上。

長いです。

そのくせ訳し方としてはワンパターン。

脈を診る上で季節性っていうのがあるんですが、

どんな季節にしろほどほどな脈が大事なんです。

硬すぎてもダメ。柔らかすぎてもダメ。

他で言えば、手首見た時にパッと見でバコバコと脈が浮いてるのあまりよろしくないです。

もちろん脈が沈み過ぎて触れられないのもよろしくないです。

脈の状態を細かく感じていくのは正直なところ慣れが大きいです。

日頃から自分の脈をチェックしておくと些細な変化に気付けるかと思いますので、

遊びと思ってチェックするのもオススメです。

その内5秒で体調チェックができるかも・・・

-スタッフ佐々木。
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