スタッフ佐々木。

自律神経は素直。

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こんにちは。
佐々木です。

自律神経の話ばっかりして申し訳ないのですが、

ちょっと自律神経のお話。

鍼灸に来るような方だと結構な割合で自律神経という言葉を聞いたことがあって、

尚且つ自律神経がどういったものなのか、

ある程度理解されている方が多いような気がします。

ただもう少し突っ込んでいくと自律神経をコントロール出来る出来ないの話になっていきます。

こんな話になると「できるんですか?」というのがよくある返しになります。

答えだけ先に言えば「できます。」

やり方は簡単で、自律神経の働きを理解していれば、納得いくものだと思います。

ということで、自律神経を理解して頂く為に、少しおさらいしていきます。

自律神経というのは交感神経と副交感神経に分かれていて、

交感神経は仕事などの活動時に優位となるもので、

緊張や身体を活動的にさせるアクセルのような役割を持っています。

副交感神経はリラックスしている時などの休息時に優位となるもので、

身体の修復や精神的な安定を促すもので、身体の中ではブレーキのような役割を持っています。

このアクセルとブレーキを使い分けて、日々生活を送っていくのですが、

それぞれ拮抗しているものですから、

どちらかが優位になることで身体に起こる反応というのも違います。

それを利用していけば、上手く自律神経をコントロールできるってもんです。

逆に然るべきタイミングで交感・副交感が優位になっていない状況をつくると、

簡単に乱れていきます。

なのでまずは自然な習慣をつくりながらが前提になります。

ベストは夜更かしせずにお日様と一緒に行動、お腹が空いたら食べる。

これが出来たら最高です。

夜更かしなどは交感神経を優位にし、睡眠による修復の妨げます。

これが続けばあっという間に調子は悪くなるかと思います。

何故夜更かしで交感神経が優位になってしまうのかというと、

夜更かしをするにあたって色々なことをするかと思います。

代表的なものとして、テレビ、パソコン、スマホとかですかね。

これらの共通点は光です。

光の刺激を目から受ける続けることで、

脳は身体を昼間の活動時の状態にしようとします。

活動時ということで、身体は緊張し、交感神経が優位になります。

これら以外のことをするにしたって、恐らく明かりを点けてやると思いますので、

同じ様なものです。

ということで、そうなんです。

自律神経というのは外からの刺激によって優位になるものが変わってくるんですね。

今の説明でいうのなら光、特に白とか無色透明というような明かりは

交感神経を優位にしているわけですが、

光ではなく呼吸によっても自律神経は刺激されスイッチが切り替わります。

これが一番手っ取り早いものだと思います。

呼吸を浅く早く繰り返せば交感神経、

逆に深くゆっくり行えば副交感神経が優位になるとされています。

緊張した時に深呼吸するアレですよね。

アレを日常的に上手く取り入れられれば問題ないわけです。

答えが出てしまえばなんてことないもんで、

自律神経というのは案外こんなものだったりするんです。

それを外からあれやこれや弄るとこれまた面倒。

それだけ自律神経は素直で解り易いものなんです。

この働きさえ理解しておけば、少し調子が悪い時にも自力で修正が効くかもしれません。

覚えておいて損はないと思います。

自律神経に関してはクドいぐらいお話してますが、

どうぞよろしくお願い致します。

-スタッフ佐々木。
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