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睡眠導入剤の心に残る症例。

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ある年配の患者さんが、睡眠導入剤を今年の春ぐらいから飲み始めた・・・。

それ以降、耳鳴り、中耳炎、頚椎ヘルニア、坐骨神経痛、膝痛・・・。

症状はうなぎ上りに増えている。

病院に行くと

もう薬は出せません。

と言われてる。

耳は、もとも遠いので、複雑なお話も困難。

今日は嫌な想像をさせてくれる心身状態である。

腹は石の様に硬く。

脈は弱い。

癪聚…。

癌になったっておかしく無い。

鍼灸師は癌も治療する。

しかし、癌になる人は、なる人なりの事情が有る事も多い。

医療は、ある種の信仰である。

実際、東洋医学的鍼灸とは関わってはいけない宗教も有るように聞く。

で、整骨院は有りなようで…。

なんとも、不正請求しながら、神頼みなところが、なんとも…。

考えてしまう。

まあそちらは、さて置き。

お医者

お薬を信仰する以上、お薬で悪化している状態を遅らせているに過ぎない。

軽減させているに過ぎない。

睡眠導入剤は、東洋医学的に言えば毒気が強い。

さて、非常に迷う所である。

今更、家族を含め、東洋医学的治療を考える事が出来るのだろか?

それを私は熱弁すべきでしょうか?

薬で悪化していると考える事が出来るであろうか?

大病になる方は、大病になる生き方、考えをする事は、心身如実で有る以上。

自然の流れ。

基本的に典型的なのが

ここぞと言う時にも

金の計算が先に来れば、身を削るのは自然の流れ。

お金が先に来る方の多くは権威主義な所もある。

極端に言えば、金持ちの言う事に従ってしまう。

金持ちが正しい人とは限らない。

名誉○○も本当に名誉あるのか解らないのが、この国だ。

それを今更変えられる訳も無い事が普通。

いや、余命や末期になると考えも変わる人も居るが…。

末期で、思考的に今までノーだった物を簡単に変えるコトは困難です。

それでも「もっと早くやって置けば良かった」と言ってくれる方も居て。

それが、それで、また悲しい気持ちにもなる。

鍼灸師で無ければ

治りたいと言われなければ、その人の人生。

と、眺めているコトも出来るが

治す仕事をしている以上非常に悩む。

でも、やっぱり難しいと思うコトが有った。

別件で、病院で悪くなっても、病院を続ける人がやっぱり居た。

聞いてみた。

もし

「鍼灸で、一回でも悪化したら続ける?」

「続け無い。」

「じゃあなんで、壊した病院をなんで続けるの?」

まあまあ、お互い答えは、解ってるんですけどね…。

師匠の話の中で

「病気は性格が病気にさせてるんだから、性格変わるまでは治らないよ」

なんて話も有り。

人はそう簡単に変わらない。

でも

いくつかターニングポイントは用意されているように思います。

人との出会い。

そして、本気で困った時に、人は大きく変わります。

これが、最後の砦の仕事です。

さてさて悩みどころです。

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