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鍼灸とメンタル系疾患を逆質問。

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ここ数週間、メンタル系の患者さんにあえて、鍼灸でどんな変化を感じ、当院に通われているのかお聞きしました。

メンタルの問題と言えど、症状は、マチマチとなりますので、答えもマチマチでした。

はじめに、私が何をしているのか?を書いておきます。

前述したように、症状もマチマチですが、薬における副作用の症状の軽減が大半だと思います。

薬の世界で、無視されがちなのが、手足の冷え、首肩の異常なコリ、過緊張(力が抜けない)などなど。

気のバランスの調整です。

睡眠導入剤も含め、脳内物質を薬の力で出す。
と言う事は、色々な副作用を生みます。

で、そもそも、鍼灸、東洋医学と無縁である方ほど?科学的に心身を考えてしまう方ほど、陥りがちなので、当院に来られる際は、それ相応の状態です。

薬を辞めたい。病院の問題点。症状の悪化が止まらない等にご自身がお気づきの方も少なく有りませんでした。

人間の心身は、草木、海、森と同じである事を徐々に理解頂き。

自分自身で、春夏秋冬に自然に出る不調をご理解頂き、自己管理を覚えて頂ければと思います。

そして、お時間はかかるかもしれませんが、うつ期と言う流動性、流れのある物がメンタル系疾患の特徴で有る事をご理解頂ければと思います。

この流れを、止めるものが、対処療法です。

休むべき時に休まず。

かと言っても、薬を辞めるのが困難なのがこの疾患でも有ります。

なので、初期は、副作用の除去となります。

色々、お聞きしている中で、印象的だったのが、「最初は、あんまり効果は解らなかった」けど、信じて、言われるままに続けてみたと言う言葉でした。

私の課題の一つとして、この途中で辞めてしまう方々や、治療効果を実感するまでの、この無感覚状態をいかに打破するのかは大きな課題です。

大きな問題がお金ですかね?

薬は保険で安いので、薬を辞める方は居ませんよね?

逆説的に言えば、鍼灸に薬のような依存性は全く有りません。

ただ、安定した状態を構築するには、自分と自然を理解した上での自己管理能力を作り、薬を減らす流れを組むのに、時間も回数も必要です。

皆さんの治療の、一つの判断基準が、強い効果を感じる薬が基準に有る事が有ります。

弱い薬といえど、出るべき時でない時に出すと言う事はそれ相応に強引である場合も有ります。

これと同等の効果が無ければ効いてない。と言う事になります。

しかし、落ちるべき時に、それと同じほど上がると言うのは、不自然なんです。

なので、副作用や依存性に苦しみます。

私の話は、この辺にして、色々聞いたお話です。

○まず自分自身で薬の事を調べたと言う話も有りました。
海外では4か月以上の処方をしない薬を、日本では平気で何年も処方する事に驚いた。
それで調べて当院と繋がった。

○薬で目まいが収まらなくなって来ていた。

○鍼灸で調子が良くなる感じが有る。

○頭痛や、肩こりが無くなった。

○手足の冷えや震えが無くなった。

○薬の医療に違和感を覚えた。

○ナイナイの岡村を見て東洋医学も有るのか?と思った。などなど

鍼灸の後に異常に寝たから

この様な感じでしょうか?

参考になると良いのですが・・・。

これは鍼灸の参考書にも有る事なのですが、家族の治療をする事を薦める流派も有ります。

理由が

親が薬や西洋医学の信じ込みすぎて、薬を徹底的に飲ませる。

東洋医学は怪しい物と決め込んで全く理解を示さない。

鍼灸を辞めさせる。と言う行動を起こす事が有るからです。

実は家族が追い込んでいる。などなど

親は一般的な常識に基づいて、鍼灸は普通じゃない。
と決め込んでしまう事が有ります。

が、真実は実に奇なる物です。

まずは、経験せずして話のは愚の骨頂と思います。

サーフィンをした事も無い丘サーファーがサーフィンを語るのと同じです。

当院でメンタル系の患者さんに良く話す事の一つに、感じた結果を、無駄な知識や教養で塗りつぶしてしまう人が居ます。

改善した。

しかし、いろいろ調べる間に、この純粋に感じた「改善」を「知識」で塗りつぶす人が居ます。

簡単に言えば、あれは、まぐれだった。と言う事にしてしまいます。

そもそも、左脳の傾向が強い人ほど、メンタルの問題に繋がりやすい。

なんで?どうして?これからどうしよう?計画的、安定的、四六時中考え事をします。

それを辞めたいから、テレビを見て、ネットサーフィンをして思考を止めますが・・・。

実際深夜の光物や昼夜逆転は逆効果です。

次に肩書主義ですかね。

中には、私の経歴や、略歴をひたすら気にされる方も居ます。

そういう方には、大学の鍼灸や、有名な先生を奨める事も有ります。

でも、これも我々の常識で今の日本社会全体に言える事かもしれませんが、肩書が有名である人と、技術的に能力がある人は別です。

我々の鍼灸師にも色々なジャンルが有ります。

ざっくり言えば。

経営者タイプ
ビジネスが上手く、集客、経営手腕はすこぶる有りますが、技術力は我々からすると、治療効果では無く、サービス力のゴットハンドです。
ここで治らない人が意外と多いです。

臨床家タイプ 
ビジネスは下手で、その辺の小さいマンションや家でやっている方々多いです。
私からすると、間違わないで欲しいのが、年齢が高齢でも一年生は居ますので、年齢だけでは見ないで下さい。
後は、技術力の弱いのが、地主、持ち物件が有るような鍼灸師や主婦の鍼灸です。
失礼を覚悟で書かせて頂くと、これで家族を養っていくと言う覚悟は有りません。

研究者タイプ
これは大学などで、研究、データーなど集積して論文発表などされる事が仕事の方々です。

講習家タイプ
流派の指導を生業とされる方々です。

一番、治療効果が高いのが臨床家タイプだと思います。

これは、もちろん、私の個人的意見であると共に、例外も多数あります。

ただ、メンタル系の方に多いのが、実は、肩書主義です。

もちろん、技術において当院の鍼灸と他の鍼灸を天秤にかけて頂いて結構です。

私より、改善して、安く、行きやすいのであれば、それはもちろんそちらを選択すべきです。

早い簡単便利が良ければそれもよし。

教授の治療が良ければ
、それもよし。

流派の指導者が良ければ、それもよしです。

整骨院でたまに刺す鍼が良ければ、それもよしです。

鍼灸師も色々なスタイルです。

それは皆さんが選択する事です。

私は、私のスタイルが最も優れている。と思っているのでこの形をとっています。

週に40~50人程度治療して勉強するほうが、治療力は尽き、技術力はつくと思っています。

しかし、私は無名の鍼灸師です。

不便な鍼灸院です。

でも、私は無名の鍼灸師が実に良い仕事をする事を知ってます。

それは、実家(親)で見ており、更には学校と言う場で、臨床家でない鍼灸師のレベルの低さも知っています。

テレビに出る、本を書く、それに力を注がなくては出来ない事で、腕が良いから出ているとは限らない。

これは、カリスマ料理人でも、カリスマ美容師でも、大工でも、板金屋でも、職人なら当然の話だと思います。

あくまでも私個人の意見となります。

例外の鍼灸師の方々につきましては大変申し訳ありませんm(_ _ )m

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