スタッフ佐々木。

神経症の季節。

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おはようございます。
佐々木です。

寒くなれば神経痛などの症状が酷くなり、

不快感UPなのは言わずもがなだと思います。

実際に神経症のような症状の方が多い様な気がします。

頚椎症や坐骨神経痛などがそれにあたりますが、

頚椎症とは何故か別扱いにされている、

胸郭出口症候群というのも神経症の類に含んで考えて頂ければと思います。

ということで今回は胸郭出口症候群について少し考えていきたいと思います。

テレビなんかでもたまに取り上げられてたりするので、

胸郭出口症候群という言葉を聞いたことがある方も結構いそうな気がします。

具体的にどういったものかというと、

胸郭の出口がごちゃごちゃしてて通れなくて苦しいよー。

っていう症候群です。

マジです。

一つ一つ説明すると、

胸郭というのは背骨の胸椎と、胸椎から伸びる肋骨によって作られている空間(?)を指していて、

この胸郭部には肺やら心臓やら胃やら、大事な臓器が入っていて守られている様な感じになっています。

そしてここで出口と言われているのが上の方にある穴というか隙間というか、

いくつか骨や筋肉によって作られている空間になります。

この出口付近には鎖骨や肩関節、斜角筋、小胸筋といった筋肉、

太い血管や神経叢(神経の束)が存在している為に、

お互いが干渉して狭窄して、腕~指先に痺れや怠さが出たり、

直接影響するわけではありませんが、

呼吸のし辛さや、口や喉の渇きを覚えるようなことがあったりします。

血管や神経が挟まることで症状が出るので、やはり神経症ということでいいと思います。

この症状でよく挙げられるシチュエーションとして、

電車のつり革に掴まっていると、

手が痺れてきたり、冷たくなったり、

怠くなって持っていられなくなったりなどがあります。

これは腕を上げることで狭窄が起きて血流を止めてしまったり、

神経を刺激して痺れたりしていることになります。

これを解消するには、まず周辺の筋肉を緩めることが必要になってくるかと思います。

頚から伸びる斜角筋や、肩の内側から伸びる小胸筋などが候補になります。

これらが硬くなる理由としては姿勢などが大きく、

猫背になっていれば、自然と肩が内側に入ってきてしまい、

斜角筋もグッと縮まった状態になります。

だからまずは姿勢を気にしないとなかなか治らないかと思います。

顎を引いて、背筋を伸ばして、下っ腹に軽く力が籠っている感じがキープできると良いです。

それと硬くなる理由をもう一つ言うのなら、

緊張です。

頚というのは緊張状態がモロに影響する部分ですので、

緊張状態が続いていれば、自然と凝り固まって、

この様な症状に繋がり易くなります。

緊張というのは自覚していればいいのですが、

現代では自覚せずに緊張している事がすごく多くなっています。

その要因と言うのがスマホであったりパソコンであったりします。

これらの光刺激というのが自然と緊張を呼んでいることを知っておく必要があります。

だから治すのであれば光刺激を減らせるだけ減らして、

姿勢を気にする。

その上で更に早く治すのなら鍼灸。

まず症状を軽くしたいっていうだけでも効果的ですが、

どうせなら治しちゃいましょうっていうのがこちらの気持ちです。

筋肉をピンポイントに緩められますので、

症状に不快感を感じて悩んでいるのであれば、

軽い気持ちで一度受けて頂ければと思います。

-スタッフ佐々木。
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