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知識と知恵。

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知識と知恵と検索すると色々と出てくるのですが、患者さんと話していると知識で話す方は非常に多い印象になります。

私のイメージで言うと

良い大学を出て、高学歴、高収入を経験していた鍼灸の同級生を思い起こします。

彼は、教科書通りに肘から何寸にこのツボが有る筈と言う感じで

感性の無いタイプでした。

人の身体は身長も肉付きも異なるので、肘から何寸と言うのは国家資格、いわばテストの答えのような物で

現実は

人それぞれ手足、眼や鼻が違うように

ツボも教科書上何寸ですが

現実は異なります。

けど、彼と話すと、いや、正しいのは・・・って話になるんですね・・・。

何が言いたいかと言いますと

私は彼を

知識バカ。と言ってました。

医療に置いて知識は非常に大事です。

経絡、気の概念、解剖、生理、病理・・・。

しかし、解剖しても、教科書通りの、若くてマッチョな身体は、現実的にそうそう出会う訳ではありません。

ふくよかな人も居れば

細い人も居ます。

人体の生理学は現代科学で20%しか理解されていない以上。

その発展系の病理学のパーセンテージはもっと低い訳です。

知識を極めると、必ずこういった部分に到達すると自分は思います。

教授等々、知識人を何人か治療させて頂きましたが

多くの方が、自分の専門分野を、本当に少ししか理解されてない。と話されます。

こう言う方々の印象として、決して、知識だけでは無い。

と言う印象が強いです。

私的に、感性が優れている印象です。

検索すると、知識のもと、経験則を含めると、知恵みたいに書かれている事が多いのですが・・・。

ここで、もう一つの問題が、先入観です。

知識が多いほど

先入観が多く。

先入観が多いほど、決めつけが強くなります。

ここが東洋医学で感性の世界感の難しい所です。

知識は感性を潰す。

これは客観的にみていると非常に多い世界です。

やる前に、こうだと決めつける。

そう言う結果を引き寄せる。

あんなところにボールが入る訳が無い。と思ってる競技者のボールは入りません。

それと同じです。

ながなが書きましたが

ようは

バランスが大事って事で

知識が感性を殺すってのも覚えてて欲しい事で・・・。

それでは、昨日も今日も予約が9割埋っております。

ハイシーズンで御座います。

腰砕かないように、真剣に適当にやらさせて頂きますので宜しくお願いします。

 

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