スタッフ佐々木。

夏の不調からの自律神経失調症。

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こんにちは。
佐々木です。

7月にも係わらずちょっと肌寒い日もありますが、体調は崩していませんでしょうか?

こんな時に起こりやすいのは、頭痛、めまい、だるい、冷え、不眠、食欲不振、胃痛等々です。

いわゆる自律神経失調症と呼ばれる類のものです。

交感神経と副交感神経のスイッチの切り替えがちんぷんかんぷんになっちゃうやつです。

暑い!と思いきやの寒い!ですので、身体が変調についていけずに、

自律神経がおかしくなりやすい環境だと思います。

しんどいし、鬱陶しい症状のオンパレードですので、上手く治して欲しいのが正直なところです。

こんな天気の場合温度調節が上手くやれないというのが第一歩なのですが、

暑い寒いという時に身体の反応として体表の血管を拡張収縮させるのが自律神経の役割です。

暑い時に体表の血管を拡張させる事で、血液は外気の影響を受け冷めやすくなり、

血管の組織が拡がるために隙間から水分を排出しやすくし、

汗として出す事で身体の熱を外に出すという役割を持ちます。

寒い時は逆に血管を収縮し、外気の影響を受けづらくし、体温が下がらないようにします。

体表の血管を収縮させるのに交感神経が働くのですが、

緊張した時に起こる肌がしまる感じや、ストレスを感じて身体が硬くなる感じも交感神経による作用です。

自律神経がおかしくなって体温の調整が上手くできないというのは、

身体の熱を上手く排出できない、もしくは温度を下げ過ぎてしまう。

こういったことで、結果的に熱中症の様な症状であったり、体温が下がる事で免疫力が下がり、

風邪を引きやすくなったり、冷え性になったりします。

交感神経が作用することで体表の血管は収縮するのですが、実は体内の血流は上がります。

というのも体表に行かない分、体内に集まり心臓がバッコンバッコン働くから増えます。

この状態は例えば運動していたり、仕事をしていたりで適度に動いている分には必要なことなのですが、

逆に休んでいたり、食後であったりする場合はよろしくありません。

体内の血流というのはあくまで筋肉への話で内臓ではありません。

つまり食欲不振や胃痛などというのは、筋肉ばかりへ血液が行き、

胃や腸の消化のエネルギーや修復が思い通りにされていないということなんです。

内臓の活動をあげるのは実は副交感神経で、交感神経の血流を上げる作用とは別物なんです。

この暑い寒いの上下で身体の調子が悪いというのであれば、

こういった反応が上手くできていないかもしれません。

自律神経というのは素直なもので、外からの刺激でスイッチがバンバン切り替わります。

というよりそうでなければならないのですが、

それが裏目に出て、近頃は交感神経が優位になっている方が圧倒的に多いです。

何故かといえばPC、スマホ、テレビ、蛍光灯などの光が圧倒的に増えたのが一つです。

光という刺激は人にとって活動するべき時間と認識させる刺激になります。

つまり夜に光の刺激がガンガン入ってくると、それは昼という認識になります。

昼は活動するべき時間帯、身体を動かす為に血流を上げる、

こんな流れで交感神経がいつの間にかONになっています。

あとはストレス社会なんてのも関わってきますでしょうか。

ストレスという刺激によって身体は防衛反応を起こします。

簡単な話表面を固めて跳ね返すぐらいな感じです。

つまりこれまた交感神経。

交感神経が優位になる条件なんていくらでもありますので、

調子がおかしい時は減らせるものは減らすのが一番です。

ゆっくりと腹式呼吸をすれば自然と副交感神経が優位になりますし、

夜は光る物を出来るだけ見ないようにすれば自然と眠くなるはずです。

鍼灸で自律神経の働きを戻すのは簡単ですが、

日常の過ごし方で狂いだしては元も子も無いので、

このタイミングで調子を崩している方は日常生活も見直すといいのかもしれません。

-スタッフ佐々木。
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