スタッフ佐々木。

めまい?あまい?

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こんにちは。
佐々木です。

今日はいつもと趣向を変えてピンポイントな話をしてみたいと思います。

めまいの原因は甘いものかも?といったお話です。

どういった関連性があるのか、どうして?ってところをちょっと考えてみたいと思います。

3時のおやつは欠かせないとかコンビニに寄っては甘いものを買ってしまうなど、

甘いものが常用的になってくると色々な症状を引き起こします。

こういった方で初めに訴えてくるものに

肩こり、腰痛、鼻詰まり、胃腸症状、手足の冷え・だるさ等々があります。

しかし、状態が進行することによって、めまいや子宮筋腫等の婦人科疾患など

一見関連性のない症状が出てくることもあります。

その仕組みを少し読み解いていきたいと思います。

では甘いものを摂取するとどうなるか。

糖がまず刺激物なので胃を刺激して胃酸が増えます。

ついでに胃の動きは極端に鈍ります。

胃には「糖反射」というものがあり、それによって胃の動きが止まります。

鈍ることによって消化に時間が掛かり、

その間胃酸は長いこと出続け、

胃酸過多や胃痛などを訴える人がでてきます。

更にこれが習慣付くことによって、糖が入ってくるというのを身体が学習して、

慢性的な低血糖のような状態になります。

しょっちゅう糖分が入ってくるもんだから糖を維持する必要がなくなるんですね。

そしていちいち全部吸収してたら多すぎると認識して受容れ態勢が厳しめになります。

一瞬、それならそれでいいじゃんって思うかもしれませんが、

慢性的とはいえ低血糖は低血糖なので日常的に低血糖の症状が出てきますね。

低血糖で引き起こされ易いものとしてめまいや低体温があります。

低体温ということは代謝が落ちてると考えられます。

代謝が落ちてるということは肩こりや腰痛等も引き起こし易くなるのは道理です。

そして肩や頚が詰まってくる事で頭部の症状が出てきます。

鼻づまりもその一つになります。

頭部の流れが悪ければ鼻の中で起こってる炎症も治りづらいのは当たり前です。

そしてめまいときます。

もう一つ知識として、砂糖というのは陰性の食品であり、

陰の中でも極陰、つまり陰に振り切ってる食品になります。

陰という性質は収縮性があり、冷やす作用があります。

つまり低血糖とは別に砂糖自体に冷やす作用があるということです。

収縮性によって身体の中にコリやシコリ等も作ります。

では何処に?

一番解り易いのは胃や子宮といったところでしょうか。

なんて、これは極端な話になりますが、大まかにはこういった流れになります。

長い年月をかけて出来上がった日本人の身体は歴史的にも

そこまで糖を摂取していませんので、糖に対するキャパが割りと狭いです。

しかし今は砂糖が簡単に手に入る時代です。

必要以上に糖を摂取しやすい環境になってますのでこういったことが起こります。

ではそうなった時にどうしたらいいのかというと、まずは甘いものを減らします。

糖にも質があって、何も砂糖だけが糖なわけではないのです。

質のよい食事を摂ってあげることで急激な血糖値の増減というものはなくなります。

それに並行して胃の調子を良くしてあげたいところです。

食事でも変わりますが、手っ取り早いのは胃の血流を上げてやること。

温めるでもいいし、鍼灸も大変効果があります。

大元が冷え切った胃にありますので、それを改善させることで徐々にですが症状が減っていきます。

-スタッフ佐々木。
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