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カイロ注意報。

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鍼灸、PNFなどと匹敵するほどの能力が有るカイロ。

ちょっと、カイロで壊されてる感の方が増えました。

民間資格ゆえに、素人さんが増えました。
偽者カイロが99人、本物が1人程度しか現在は存在しないと言う現実です。

しかも、当院レベルの患者さんともなれば、有名で有ったり、アメリカではドクターの資格レベルの方に診てもらっている方も少なく有りません。

それでも、壊れていきやすいのがカイロです。

これは、以前お話したスポーツ鍼灸での悪化も同じです。

なぜか?

これは、即効性と言うものにが原因になってる気がします。

私も、以前は、スポーツ鍼灸の即効性を中心に施術をしていた時期が有りますが

いくつかの問題を感じ、東洋医学の効果を目の当たりにして、方法を改善する事で今の形になりました。

薬でも即効性の有る薬はリスクが大きそうなのはお解かり頂けますか?

強い薬を飲み続ける人は、別の体の異常が出てきます。

全員では無いですし、絶対では有りませんが、そういう傾向が有ります。

そして、私は、カイロを学んでいても、私はカイロを使いません。

理由はリスクやマイナス面が大きいからです。

なので、当院の患者さんにも、早めにカイロを卒業される事を進めます。

団体競技やプロ、オリンピックトレーナーでカイロだけの資格者がトレーナーになる事は、ほぼ100%有り得ません。

それが、アメリカで勉強された方でもです。

リスクは、以下の物が多いです。

以前勤めていた場所も含め、今の患者さんでカイロを利用されていた方も含め、

一番多いのが、玉に背骨がズレる。ズレていると感じる。人にもよりますが痛みが有る方が大半です。
靭帯を緩めると言う事は、足首や肩関節に言い換えれば、捻挫で、靭帯を伸ばす事と変わりません。
と言う事は、捻挫ぐせのような現象が背骨で起きるようになります。

次に多いのが、カイロの、やりすぎによるヘルニア、神経症状です。

足、腰が伸びない、力が入らない、痛み、シビレ、マヒです。

最後が、脊椎の骨折ですね。
高齢の方ですね、自分がお会いしただけでも3名は居ます。

それでも、カイロを信仰して来た方はそれでも通われる方が多く、いよいよダメになって来院されますが、かなり厳しい状態です。

イメージがつきやすいように、筋肉や靭帯の無い骨格だけのイメージでカイロの説明を受ける人も多いですが

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現実は、この様に硬い靭帯で固定されています。

特に故障部位は筋性防御(筋肉が硬くなって故障部位を守ります)となっていますので、手でボキボキしても故障部位を治す事はとても大変な作業です。

しかし、鍼灸の場合、他を強引に可動させる事無く、問題部位を緩める事が出来ます。

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そして、治療にも即効性を常に求める。

普通の考えと思われる方も居ると思いますが、ちょっと考えて下さい。

時間もお金もかかるが、とても良い状態に戻してくれる所。

一発で、痛みが消えるが、根治では無く、ごまかしな所だったり、逆にリスクが生まれる所。

どっちを、トップアスリートは取るべきだと思いますか?

それを止めてくれるのが団体競技の関係者です。

しかし、個人アスリートとなると若干違ってきます。

整体、カイロ、民間資格の多くが、我々からすると有り得ない民間資格者と契約していたりします。

団体競技では有り得ません。

理由は、日本の国家資格者、鍼灸師、マッサージ師、柔道整復師と言う資格者でも、必要な技術であれば、取り入れて使えるからです。

この資格を取るのにおおよそ、3年500万円前後かけて資格を取ります。

カイロ、整体を調べて下さい。

これは、だれがやっても良いと言う資格です。

だったら、鍼灸と言う一番高い治療効果の有る技術を持って、更に必要であれば、他の勉強をする。と言うのが私です。

他にも、整骨院や、リハビリの先生が技術の一環として使いますが、逆にカイロだけしか知らないと言うのは・・・。

ちょっと、人生を構築する肉体を任せるには、簡単な資格過ぎます。

最後に、カイロが消費者センターで問題になっているそうです。
こちらも、興味のある方は調べてください。

前回と、今回と、常識が大分変化された方も多いのでは無いでしょうか?

私は難病持ちなので、幼少期から治療院と縁が多かったのですが、コレほどまでに世の中がサービス重視の治療を選ぶ事に驚いています。

国家資格者の治療も、民間資格者の治療も、だいたい同じ料金です。

どっちが、良いかご検討下さい。

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