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トリガーポイントとツボ

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最近、トリガーポイントの話がよくテレビに出ている。
自分もトリガーポイントを学んできた人間としてうれしい限りです。

 

やっと日本も現代医療と、昔から言われ続けている鍼灸や漢方の伝統医療とが近づいて来て「コリ」や「冷え」を病状と考え出し、歩み寄りを見せてきた。

 

トリガーポイントとツボの図などを比較していただくと、相似していることに気づいていただけると思います。

 

トリガーポイントとは、アメリカが発祥です。
そして、アメリカでは日本以上に鍼灸が盛んです。
実は、ツボを研究中トリガーポイントが見つかった説もある。

 

鍼灸や伝統医療(漢方)等はこうすればこうなると言う、昔からの経験医学です。
なので、科学的根拠は後から付いてきます。
科学が進歩して体の生理機能を完全に解明しない限り、東洋医学はいつまでも、科学的根拠が無い治療になってしまう。

 

こころや魂の見つからない、人体の生理学。
こころや魂は本当に無いのか?
ただ、見つかっていないだけなのか?それを抜きに人は治せるのか?

 

例えば、少し前まで、冷え、コリは病状ではなっかた。
東洋医学では考えて治療に当たるが、西洋医学では科学的に見つかっていないので治療のしようが無い。
ツボに鍼を刺すと、こりが治る。
最近までの日本で言うと、科学的根拠が無いので効果がある訳が無いという考え方でした。
しかし、経験されている方はご存知のはずですが、筋肉が緩みコリが緩和します。

 

日本と言う国は、高度成長の中で、科学が一番正しいと認識するようになりました。

 

でも、人体の生理機能は、20%しか理解されていないと言う教授もいます。
「人知をはるかに超えた機能がある。」
病気の辞書を開けば、原因不明がほとんどです。

 

科学的根拠とは、今現在見つかっている単語のみでの会話です。
見つかっていない単語での会話は、何をバカな事を言っている!となる。

 

トリガーポイントもまさにやっと来たツボの科学的根拠の一つです。
内科症状でもトリガーポイントは出来る。
ストレスでもトリガーポイントは出来る。
骨格の問題でトリガーポイントは出来る。

 

それは、東洋医学で言うところの反応点です。
このような事は、東洋医学を勉強した鍼灸師は昔から知っている。
ツボの多くには、臓器名を使って記している。

 

他にも、腰痛(ヘルニア等)と心理も、最近、大学病院等で、心療内科と整形外科が共同であたった方が改善が早いと言っている。
これも東洋医学には書いてある。
すこし精神面の弱さが出てしまう。

 

ある博士の言葉です。

 

科学的根拠だけを信じているのは実に幼稚。
これが、100%と正しいといえる医療者も幼稚。
100%理解しているのなら、死んだ人間も元に戻せるはず。
人の体は、どこまで行っても不確かで、何が起こるかわからない。
すべての医療は、可能性を追求しているに過ぎない。

 

治すのは患者さんで、医療者はお手伝いをしているに過ぎない。
東洋医学、西洋医学が一緒になれば、良い医療が出来ると思う今日この頃。

 

トリガーポイントはツボの様な物です。
細い鍼を刺すだけ良いのに、わざわざ鍼灸の何十倍も太い注射を使わなくても大抵の筋肉は緩むのに・・・

 

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