スタッフ佐々木。

玄米をステルスしないマーケット。

投稿日:2015年7月11日 更新日:

おはようございます。
佐々木です。

食について皆様色々工夫しながらやっているようで、へぇーと思うような話も聞けたりするのですが、まだまだ「玄米はちょっと。」「何か違うの?」というような方がいますので、今日は玄米の良さ、ステルスしないマーケットをしていこうかと思います。
※利益等は何も生じません。

当院で玄米を勧めるのにも理由があるわけで、今回はいつも以上に細かく説明させて頂きます。

まず1つに、快便。

はい。細かくないですか?
ここからです。

次に、毒出し。

毒出しと快便はほぼ似た様なものなのですが、玄米の場合は一味違います。
毒出しということで何かしらの毒を出すのですが、ここでいう毒というのは化学物質を指します。主に添加物などを指すのですが、薬などもこれに含まれます。
玄米のぬかにあたる表皮の部分にはフィチン酸というものが含まれていて、このフィチン酸というものが化学物質などを外に出す働きを持っています。
実際の作用としてはミネラルを外に出す作用があるのですが、化学物質というのはミネラルと結合していることが多く、そのまま外へポイッとするのがフィチン酸です。
塩分の摂り過ぎとかを気にする人はナトリウムなども外へ出すのでお奨めです。
他にも重金属などもミネラルの類ですので、一緒に出す作用があります。

つまり添加物の摂り過ぎや、薬害などで苦労している方の解毒としては、非常に便利な食べ物だといえます。
これがあるお陰で、玄米に因る快便というのは一味違うわけです。

次に血糖値の急上昇が防げます。
近年では食べ順を気にする事で血糖値の上昇を防ぎ、インスリンの大量分泌を避けて痩せよう、というものがあります。
インスリンというのは余った糖を脂肪として蓄える作用があるので、太りやすくなると言われていて、それを防ごうというのが食べ順ダイエットの神髄だと思うのですが、食事の中で血糖値を急上昇させるものというとお米。特に米の中でも白米が問題なんですね。
白米というのは胃に入ったらいきなり炭水化物として分解されます。後は糖に変わって、糖が入って来たということで血糖値はガンと上がります。

玄米というのはまず表皮のぬかがあるので、それだけでも血糖値の急上昇というのが避けられます。血糖値の急上昇が避けられれば食べ順ダイエットと似たような効果が得られるかと思います。
食べ順には他にもきっと何かあるんでしょうけど、そんなに大差ないかと思います。
そして玄米自体の食物繊維が血糖値を下げる作用がありますので、ゆっくり消化吸収をする過程で血糖値を下げてくれるという事で、そもそも上がり辛い、なんなら上がらないというスーパーフード、いやラッキーフードですね。

玄米のミネラルを出す作用が気になるという方、いい観点をお持ちですが、それほど気にする必要はありません。
おかずが考えられていればそれで十分なのですが、それでも気になるという方は、発芽させればモーマンタイです。
発芽玄米となればミネラルを出す作用はグッと弱まり、逆にミネラルを吸収する作用が強くなり、不足したものを補う力があります。
繊維なども玄米と同じ様に摂れるのと、玄米より美味しく食べられるかと思います。
ただ、出す作用が弱まるという事は解毒作用も弱まるという事になります。そこは発芽させるかさせないか、それぞれの特徴を理解し、ご自身の身体に必要だと思う物を食べてあげて下さい。
手間は掛かりますが、それでも手間以上の効果は得られます。

最後にこれは東洋的というか、考えてみれば当たり前なのですが、
玄米は生きています。
逆に白米は死んでいます。

水に浸けていれば発芽するということは生きているというわけで、潜在的なエネルギーを考えれば、玄米と白米というのは全く違います。
一番エネルギーが高い状態で食べたいのなら発芽玄米で、ノーマルな玄米はいわば眠っている状態です。
それでも白米とは月とスッポン並みの違いです。死んでる以上、スッポンに例える事すら憚られる感じもしますが・・・
こういう点からも玄米は元気の素になるものだと思います。

ガッツリ玄米推しでやりましたが、基本的にはガラリと変わるものではないので、食べ続けることが大事です。
変化を感じたいのなら毎日の便をチェックしておくと違いが解るかと思います。
まだ試した事が無い方は一度試してみることをオススメします。
美味しく食べられたらベストです。

よろしくどうぞ。

-スタッフ佐々木。
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