ブログ

患者さん達の宿敵、冷え。

投稿日:2010年9月16日 更新日:

この夏に引き続き、自律神経鍛えちゃおうと言う方のこれからのオススメ。

一つ、できる限り朝方はキープして下さい。
夜10時には寝床に入る事。自分の体作りでジャンルを選ばず重要です。

次に、足が温かければ体感温度は高く感じますが、その反面、足の冷えは体感温度を下げます。
ちなみに足ほどではないですが手も重要です。

と言う事は、足が温かい状態を作れば比較的全身が温かく感じます。

これもよく驚かれますが、スニーカーを室内でも使う事です。
日本の民家も畳の部屋が減りフローリングが増え、職場もコンクリートにタイル絨毯が増えました。そのため、素足では足がとても冷える様になりました。

この構造、欧米化を真似るのは構わないのですが、欧米諸国の基本はベットまでスニーカーは脱がないと言う点です。
日本の場合スリッパなどを使いますが、スニーカーとスリッパ、暖かさは明らかにスニーカーが上を行きます。

そして、気の世界観で言う所の上実下虚。
上が暑く下が寒い。こう言う状態の体があまり良く有りません。
エアコンでフローリングと言う家庭環境のほとんどがこの上実下虚を作る環境と言えます。

頭がのぼせ、足が冷えると、気持ちも冷え冷え、イライラ、もんもんとして、しまいには肝火上炎という怒りんぼうの証になります。
なのでスニーカーでも断熱材でも、足が温かければそれでオッケーデス!!
上実下虚の環境を変えましょう。

次に暖房を使いまくるのでは無く、着る物を増やす。
これも冷えのレベルにより酷すぎる人には向きませんが、比較的勝負をかけようと思う人は、自己産熱を高める努力に力を入れましょう。

電気カーペット、電気毛布、電気あんか、一番良く無いのは、常に足を機械的に暖め続ける事で、自律神経の反応としては、足が熱い→足の体温を下げろ→足が冷えるに繋がります。

ある程度自己産熱を育てないとまったく自己産熱しない足になってしまいます。
その場しのぎの暖房を日々続ける事で、足の冷えが根深くなります。

後、産熱には筋肉が必要不可欠です。
マッチョは熱がり、細い人は寒がり、理屈は抜きにしてこれ常識ですよね。
なので、適度な運動も大事です。

よく一日最低20分の運動などと申しますが、ほんとーーーーーーーに最低です。
冷えが有るなら、それ以上するべきだと思います。

生理学を勉強すると人体は固定した状態では血流はどぶ川の様な状態でまともに機能しません、運動はとても大事です。
たまには雨が降った後の川の様に流れを作ってあげる事が大事です。

後、意外と多く運動しているのに寒い人は、体脂肪率の低さが原因な事が有ります。
※ランナーさんが冷えているのは、ある意味仕方有りません。
走り続ける事ですかね、辞めるので有れば、少し筋量を増やす事です。

運動選手の体脂肪率は運動が仕事として含まれる様な人の数値です。
一般的に運動が少ないのであれば、保温には体脂肪が高めが良いです。

後、意外と陥りがちなのが、内臓脂肪がたっぷりで筋脂肪が少ない人。
これは、鍛える事よりもまずは口に入れているものの見直しが必要です。
手っ取り早いのが自然食の本を参考にする事です。
栄養学だと、残念な事に冷えに対して知識が有りません。

自分が大体の皆さんに言っている冷えの原因。
コーヒー、チョコ、砂糖など南でしか取れない食べ物です。
後、洋食は和食よりもはるかに油分が増えます。

最後にパソコン。

解りますよね。頭がのぼせて、手足が冷えてくる感じ。
パソコンが好きな方は比較的理屈で納得できないと受け入れない傾向が有りますが、感じてますよね?
筋は緊張し、手足の冷え、交感神経(緊張)を作るアイテムである事は言うまでも有りません。

メンタル系疾患にPC関係者が多い事の要因の一つです。
仕事は止むを得ないですが、趣味としては勧めません。

細かくは個人差が有り、皆さんそれぞれ聞いて下さい。
この夏、キャンプや早起きが出来なかった方は、この冬トライして下さい。

早起き。

適度な運動。

暖房では無く、服を増やして自己産熱を育てる。

南の食べ物減らし、北の根菜類を多く取る。

趣味は画面や頭を使うものでは無く、体を使うものに変えていく。

後、できる人はこの冬試してほしい事。
風邪を引いても薬は一切使わない事です。
発熱とは体は細菌類と戦いやすい環境を作る為の自律神経の防衛機構のお仕事です。

ココからは想像力を働かせて下さい。
ココは「貴方の体」と言う自衛隊基地です。

貴方の任された仕事は、体に敵が入ってきた時、熱を上げ、敵を弱らせ、自分の見方の白血球部隊の働きやすい環境を作る事です。
他にも、血流増大部隊や白血球部隊など色々な部署が有ります。

そして、風邪菌の侵入で警報が発令!

いざ産熱!!

せっせと熱を上げます。

そんなおリ、中間管理職(貴方の脳)が、おいおい苦しいから、熱下げちゃえよ!!血流もやめ!やめ!と言う命令を下します。
解熱剤投与。

そんなこんなで一生をかけ、彼らの仕事を奪い続けて来た結果、産熱部隊の会話は以下の様になります。

産熱警報なってるけどどうする?
またあいつが、やめろって言うよ!!
だよなー!

熱上げなくていいか?いいよ、どうせ意味ないし!と言う事が起きているかもしれません。
でも貴方はこの時、風邪を引いている訳でも無く、寒がっているだけかもしれません。

風邪を引いたら、ある意味、逆に熱をさっさと上げる。

布団にもぐる。

汗をかいてマメに着替えをする。

大抵の方は、3日で治ります。

免疫も獲得して自己免疫も高まります。

逆に今まで全て薬や予防接種にたより続けて来た人は、自分(竹前)とは真逆です。恐らく甘えさせてきた分辛く長いかもしれません。

でも、健康に生きたい人はオススメです。

自律神経も時間をかけて変えて行く事、大事です。
時間をかけて、弱って来たのでしょうから。

今年出来なかった方も、悔しがらず、今年の経験を来年に生かしていきましょう。知ったのですから良しとしましょう。

-ブログ
-,

Copyright© 海陽堂鍼灸治療院 , 2024 All Rights Reserved Powered by STINGER.