スタッフ佐々木。

睡眠への興味。

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こんにちは。
佐々木です。

近頃は睡眠について興味を持つ人が多いのか、

自分で調べたり、テレビでやってたり、書籍が多数出版されていたり、

かなり目に付く感じがします。

睡眠に興味を持つ事はかなり大事なのですが、

いかんせん興味の持ち方が何とも言えないのが実情だったりします。

変な話、こじらせてる?感が否めないです。

あれやこれや試してみるのは良い事だとは思うのですが、

ベースがすっぽ抜けていたり、

生活スタイルは一切変えずに、

効果があるとされている飲食物、サプリ、薬なんかを積極的に摂ってみたりして、

睡眠の為なら身体を犠牲にしても良いのかな?

なんてことを思ってしまうようなことを、平気でしてしまっていたりします。

だからまずはベースを考えて頂きたいと思います。

といっても難しい単語をズラズラと並べるつもりはございません。

読む側も書く側も面倒ですので、

たくさんイメージをしていただけると助かります。

まずスムーズに寝ているイメージをする為に、

動物の睡眠を考えて下さい。

人間に近いところでいくとチンパンジーとかが良いかと思います。

チンパンジーがいつ寝るかなんて知らないという方は調べて頂きたいのですが、

夕暮れと共に眠ってしまいます。

作った寝床で大体9時間ほど眠るようです。

暗くなったら寝てしまう。

様々な事情によっては当てはまらないものもありますが、

これが野生の動物の基本的な行動サイクルになります。

チンパンジーと人間ではほとんど睡眠の時間やサイクルは変わりませんので、

これが理想的な睡眠になるのだと思います。

チンパンジーは寝床やこれだけの睡眠時間、サイクルなどのお陰で、

脳が発達し進化が早まったとされています。

食べ物のお陰もあるとは思いますが、

身体も柔軟でパワフルで故障知らずな身体になっています。

で、この子達がこの時間に寝てしまう理由は、

単純に夜が行動する時間ではないからです。

暗いせいで視界が悪くなるというのもあるとは思いますが、

恐らく本能的に動く気がないんでしょうね。

だから暗くなってきたらすぐ寝てしまう。

そして日が出てきた所で目が覚めて活動を始める。

もちろん動物によって身体の特性や状況も変わってくるので、

全ての動物がこれにあてはまるというわけではありませんが、

人間に近い霊長類はこれに近い生活をしています。

これで何を言いたいかというと、

本能的な部分を考えたら現代の生活というのは

大分そこから外れていることが分かるかと思います。

夜遅くまで起きてるとか、人によっては暗くなってからが本番みたいな感じになっていたり、

自然なサイクルからどんどん外れていきます。

この本能的な部分がすっぽ抜けていくと、

いつも言っている自律神経が乱れてくるという話になってきます。

乱れた自律神経はそのままいくと元のサイクルというのが分からなくなってしまい、

眠り方が分からないことに始まり、

その他様々な症状が出てくる訳です。

そしたら治すべき部分、意識する部分というのは自然と分かるかと思いますが、

まずは本能的な部分と少し向き合うことが大事になってきます。

霊長類の生活でも観察して頂くのもいいのですが、

自分なりに自然なサイクルを考えてやっていくと良いかもしれません。

例えば、眠りが気になるからまず早寝、といきたいところですが、

そんなにすんなり眠れたら苦労はしないということで、

逆に起きる方をまずやってみるとか。

このタイミングでよく聞くのが、夜遅いから朝早く起きれない、起きるのがしんどい、

というセリフになりますが、

起きるのがしんどいのは分かりますが、起きれない訳ではありませんよね?

あくまで起きないんです。

治す過程でしんどい瞬間というのはそれなりにありますので、

この起きるのがしんどいのも一つの過程で、

やっていければ少しずつ変化が出てくるはずです。

ちょっとした努力ポイントです。

他にもお腹が空いたらご飯を食べるとか、

ベストはキャンプ生活とかですかね。

自然な中で生活したらこんな感じかなぁってのをイメージしながら生活できると良いですね。

こうやって本能的な部分は改めて構築し直すってのも一つの手、

というか一番根本的なものを治す方法だと思います。

-スタッフ佐々木。
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