スタッフ佐々木。

たまには土いじりでも

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こんにちは。
佐々木です。

たまには土いじり、と言っても何の脈絡もなく言っている訳ではありません。

もうすぐ立夏ということで夏の作用が出てきます。

夏の作用、五行で言うなら「火」の作用。

「火」の作用が出ればどうなるかと言うと「心」が実しやすくなります。

実しやすくなるというのは力が強くなり過ぎる傾向になるということなのですが、

強い分にはいいのでは?と思いますよね。

一つがやたら強くなれば五行のバランスは大きく崩れます。

五行の中の親子関係で見ていきますと、

「木」が「火」の親に当たるのですが、

子供が大暴れすれば、それをなだめる親は疲労しますよね。

そういった親子の関係性が大体あてはまり、五行でも似たような現象が起こります。

「木」は「肝」、「火」は「心」になりますので、「心」の親に当たる「肝」が疲れます。

クタクタになります。

肝が疲労しますと、筋肉の痙攣が起こったり、目の疲れや不眠、メンタルにもガツンときます。

では何故土いじりなのか。

「火」の力を少し落とす為に、「火」の子供に少し頑張ってもらおうという魂胆です。

「火」の子供は「土」。

すごい安直にも思えますが、土いじりをして「土」の気を少し貰いましょう。ということなんです。

土いじりなんかしたくない、できないって人には

根菜からも土の気を貰う事ができますのでオススメします。

ここからもう少し突っ込んでいきますが、「土」の気を貰うことでもう一つ利点があります。

五行には相生、相剋(そうこく)関係という物がありまして、

相生は相手を生かし、相剋というのは相手を剋することをいいます。

剋するというのが、簡単に言うと相手の弱点を突くような感じになります。

これを元に考えて「火」が何を剋するかといいますと、

「金」を剋します。

強くなった「火」に剋された「金」はどうなるかというと、

勿論疲れます。

グッタリしてます。

では「金」とは何か。

「金」は「肺」。

夏の間に虐げられ続けてきた金さんは、夏が終わり秋に入ってこれから頑張るぞ!!

って時に力が入りません。

それはもうケチョンケチョンにされれば誰でも疲れます。

疲れで頑張る気力も起きません。

ということで、「肺」の症状が出てきます。

コホンコホンといった具合です。

では初めに戻って、何故土いじりなのか。

「土」と「金」は親子関係にあたるわけですが、

子供が強いと親は疲れるといいましたが、親が強いとどうなるか。

親は子を育てるものです。生かすものです。

この関係が相生になります。

つまり親がシッカリしていれば子はスクスク育ち健康を保つことができるということです。

これを当てはめれば、「土」が「金」の親に当たりますので、

「火」によってケチョンケチョンにされた「金」を

親の「土」がフォローするという形ができます。

これがもう一つの利点になります。

ちなみに今年は立夏が5月5日になりますのでこの記事を参考にするのは5月5日からがgoodです。

今は土用になりますので土の気が強くなっていて毒気があると言われてますので要注意かもしれません。

-スタッフ佐々木。
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