なかなか奥深ーい所です。
背中が張り詰めてくる。
こう言う訴えは、多くのヒントを含んでいるので、張り詰め方、場所によって、違いが有りますので、ご参考程度に・・・。
当院のアンケートだとまず有るのが、睡眠時無呼吸症候群の方の物です。
恐らく、睡眠時無呼吸の方は、首から背中まで張り詰めている事は間違い無いと思います。
アンケートの患者さんもそうでしたが、当院と出会うまでは指圧を受けていて、中止を願い、治療を詰めて頂き、今までに無い開放感を手に入れ、喜ばれていました。
実はアンケートには有りませんが、背中が張り詰めている方はとても多いと思います。
この背中の痛みやハリは西洋医学的データーと言うか見解がそもそも無いから、皆さんつらい所ですかね?
まずは部位別に、おおまかにアドバイス。
デスクワーク、呼吸器系、メンタル系、心臓、胃、肝臓から来るのが胸背部(胸の後ろ)の痛みです。
もちろん、部位やパーツ、張ってる、凹んでいるで見立てが違うので見るまで解りません。
簡単に言えるのは首の付け根が痛む場合は、ストレスや眼精疲労などと言われますし・・・。
ブラジャーの線当たりが、何か敏感に感じたり痛みを感じる時は、肝臓が悪さしてますかねー?なんて言ったりします。
※最近怒りました?何て聞いたりします。
次に胸からお腹の後ろともなれば、またまた場所や部位によるのですが、胃、すい臓、胆のう、肝臓、腎臓、結石などなど色々な要因で背部痛を起します。
最後に腰の後ろや臀部付け根など、胃、肝臓、大腸、婦人科系、生殖器系などなど。
胃の裏辺りからは西洋医学でも内科の先生は、其処に痛みが出るのは、結石かな?とか、そこは胃の反応点などと知ってる先生もおられるようです。
そもそも、背骨のいくつも有る椎間関節から臓器に向かう神経根や血管も走行していますので、背部は体の中身を見る上でとても重要な部位です。
例えば、胃が悪い人は、胃の裏が痛みますし、結石があっても疝痛が出ますし、心臓に問題が出れば肩に放散痛が出ます。
そもそも、臓器の半分は痛みのサインを直接送る事が出来ません。
それを良い事に皆さん臓器を軽視して、酷使してるのですが、臓器の終わりを告げた時、まさかっ!って言うんだよねーと、ある医療系の方が笑いながらおっしゃってました。
まさかっ!って言う様な生きかたしてる内臓じゃない!って言うんだけどね!とも言ってました。
これは厳しい話なのですが、自分も良く感じます。
特に肝臓ですね!
一生涯の肝臓のろ過機能は決まっていると最近では言われています。
お酒、サプリメント、プロテイン、肝臓のろ過装置をドンドン汚します。
都合の良い事に肝臓は発痛しません。
初期としては、静脈の浮き上がり、血液が汚れがキレイになりません。
東洋医学的には於血ですね。
ドロドロ血です。
男性で多いのは体がカチコチになってきます。
東洋医学では短気をも助長すると思います。
と言う事で症状もまちまちなので、治療法もまちまちになります。
ただ、背中の筋肉を緩める事で、内臓への神経伝達が良くなり、体調の調子が上がるのは、敏感な方や選手の様に体調が結果として見える方には解りやすいかもしれません。
ただ、逆に言えば無症状の方には解りにくいです。
臓器が壊れ、血中や尿で数値が異常である事でやっと解る事が普通でしょうから・・・。
でも、長距離選手などは結果で違いを感じているようです。
ちなみに、強いマッサージ等で筋肉を潰せば一過性の緩みの後、更に硬くなります。
と言う事で、次回以降もっと強く押してくれとなったりします。
残念ですが、マッサージでは世界基準でも内科症状への治療効果は認められていません。
が、鍼灸は内科症状、自律神経症状も適応疾患です。
1回の治療費は同じでしょうが、効果が違います。
その差は大きいと思います。