スタッフ佐々木。

甘い物から膝にくる。

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おはようございます。

佐々木です。

 

暖かくなったり寒くなったり忙しいですね。

 

暖かいのから寒くなるのは体調を崩しやすいのでお気を付け下さい。

 

 

さぁタイトルでも触れていますが、

 

甘い物というのは色々悪さをするのですが、

 

その一つに膝への影響というのがあります。

 

 

膝痛の原因として世間的に言われているのが、

 

膝の軟骨のすり減り、体重、水が余分に溜まる、

 

等々ありますが、直接的に甘い物というのはあまり言われる事はありません。

 

 

が、東洋医学をもとに考えるとかなり密接なものとして考える事が出来ます。

 

まず、甘い物が作用する臓腑としては脾胃が絡んでくるのですが、

 

脾というのは消化器の管理を担っているのと同時に水分の調整を行います。

 

同じ様に水分の調整をするものとして、肺や腎があるのですが、

 

ざっくりと肺は上半身、腎は全身、脾は下半身といった感じで水分の調整の反応がでます。

 

つまり脾が甘い物にやられて疲れてしまうと膝などにも余分な水分が溜まりやすくなってしまいます。

 

 

次に経絡なんかを考えてみても、

 

この脾胃というのは膝を通って行くものになります。

 

脾は内側、胃は外側といった具合にです。

 

また、胃が悪くなると身体の前面を硬くしてしまう性質もありますのでお腹に引っ張られて、

 

脚の前面が突っ張りやすくもなります。

 

経絡的にも筋緊張的にも膝には影響が出やすいのが解るかと思います。

 

 

更にもう一つ言えば腰や臀部にも影響が出るのが脾胃になります。

 

背中~腰にかけては消化器の疲れが反映され、

 

疲れが出れば腫れたようになってしまいます。

 

更に小野寺臀部点というお尻の上部に圧痛点が出る事があるのですが、

 

それっていうのは胃・十二指腸潰瘍が原因で出るとされていますので、

 

流れ的に考えると、胃を含めた消化器の影響というのは、

 

腰から臀部、そしてその下へ伸びていくのは明白です。

 

つまり神経的にも影響が有るという事です。

 

 

甘い物一つで様々なアプローチで膝に影響が出る事がなんとなく分かったのではないのでしょうか。

 

僕自身甘い物が元々好きですが、やはり控える様になってからは、

 

甘い物で身体に出る悪影響というものを逆にひしひしと感じる様になりました。

 

習慣的に食べている方というのは、悪い状態で標準化してしまい、

 

悪くなっているという事に気付いていない方がかなり多い様に思えます。

 

もし膝の痛みなんかが出ているのであれば、そういう面からもまず向き合い直してみてはいかがでしょうか。

 

控えてみると、アッと思う事があるかと思います。

 

 

 

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