スタッフ佐々木。

エルボーは痛いですよね。そのに

投稿日:2016年7月19日 更新日:

おはようございます。
佐々木です。

前回肘の話をさせて頂いて、

簡単にこんな動きをするってことだけ知ってもらった上で、

今回は肘の故障についてお話させて頂きます。

肘の故障というのは色々なスポーツにおいてよくある話で、

テニス肘にゴルフ肘、野球肘、

なんでもかんでも肘をつけやがって、

って言いたくなるぐらい肘祭りです。

腱鞘炎なんかでも肘は痛くなりますが、

今回はスポーツ障害による肘で考えていこうかと思います。

わざわざスポーツの名前を変えているのはもちろん意味があって、

それぞれのスポーツによって痛め易い部位が若干異なるからです。

それは何となく知っている方も多いかと思います。

しかし、実は同じ部位が痛むという場合もあるんですね。

ややこしいですよね。

ちなみに言っておくとゴルフ肘と野球肘、これ実はほぼ同じです。

あえて差をつけるなら子供が野球肘をやりやすくて、

大人がゴルフ肘をやりやすいです。

そりゃスポーツをやる年代の違いじゃん。

と言われればその通りだと思うのですが、

まだ身体が出来上がってない子供が投球によって壊しやすいのが野球肘で、

基本的に野球肘は使い込まずに程よく休めば子供の修復力で治るはずです。

逆に使い込めばそのまま成長しますのでダメになるかと思います。

ゴルフ肘というのは大人がなるものですので、

一度故障すると治す意識を持って治療に取り組まないと中々治るモノではありません。

修復力も子供程ある訳ではありませんし、

成長しきっている状態ですので、成長しながら治っていくということがありません。

治すのであれば、治す為の運動や習慣、

ちゃんとした治療などが必要になってくるかと思います。

ここで話を戻しますが、

肘の痛みというと、内側か外側かに痛みが出ていることが多いと思います。

どっちが内側外側とかっていうのはこの際置いておきます。

この痛みが出ている場所をそれぞれ上腕骨の内側上顆、外側上顆といい、

内側上顆には腕の屈筋群、腕を曲げる、もしくは腕を回内する筋肉らが付着していて、

外側上顆には腕の伸筋群、腕を伸ばす、もしくは腕を回外する筋肉らが付着しています。

スポーツによりますが、

基本的にはこれらの筋肉が運動することによってどちらかに負担が集中し、

炎症などを引き起こしてしまうというものになります。

どっちも痛いとか、肘頭、肘の先っちょが痛いということは、

ほぼないのではないかと思います。

テニスの場合はフォアハンドとバックハンドの使い方で痛みが内側か外側か異なるのですが、

ボールを返す時には少なからず衝撃があるはずです。

その衝撃を受けながら相手に返す必要がありますので、

衝撃に負けない様に筋肉がグッと収縮し、ボールの力に負けない様にします。

強打する場合は尚更です。

この際にフォアハンドの場合は外から内へラケットを振るので、内側の屈筋群が強く働き、

バックハンドの時は逆に内から外へラケットを振る訳ですから、外側の伸筋群が強く働きます。

強く働くということはそれだけ負荷も掛かるということですので、

それをしばらく繰り返していけば、

付着部の組織が損傷され、炎症といったようなことになる訳です。

テニス肘というのは基本的には外側上顆炎となっている事が多いので、

バックハンドによる故障が多い事が考えられます。

これは日々の生活において大半の方が腕を伸ばす動きよりも曲げる動きの方が多い為、

外へ伸ばす様な動きに慣れていないからだと思います。

恐らく初めの頃なんかは手の甲面から肩の方まで筋肉痛になるのでは無いのでしょうか。

簡単な話、この流れを酷くしたものがテニス肘だと思います。

更にテニスに慣れてきてフォアハンドを強く打つ様になってくると、

今度は内側が痛くなって、なんてことはよくある話だと思うのですが、

その理由というのはこういうことなんですね。

ゴルフ肘、野球肘というのは、

ここまでの話からある程度想像できるかと思います。

ボールを投げるというのは、力を外から内へ伝えながらボールに乗せる訳ですから、

最終的には腕の屈筋群に力が集約します。

勿論上手く身体を使えれば力を分散して一ヶ所に負担させずに投げられるものですが、

最初からそう上手くいくものではありませんので、

野球肘の場合は、まだ身体が出来上がっていない時期、使い方がぎこちない時期、

ということで子供の頃に故障しやすい場所になります。

ゴルフの場合も内側の屈筋群に負担が掛かるから痛みが出る訳ですが、

どこで負担が掛かっているのか、少し解りづらいかもしれません。

基本的なスイングに屈筋群が使われているのですが、

テニスと同じ様にインパクト時には屈筋群がグッと強く収縮するかと思います。

更に他のモノに比べて回内動作が強く入っています。

回内というのは腕を内側に捻るような動きになるのですが、

インパクトからフォロースルーにかけて特に捻りが入ると思いますので、

内側の筋肉を酷使しやすいということになります。

こんな感じで動作によって内側が痛くなったり外側が痛くなったりするので、

変な話、スポーツをしていない人でもテニス肘と言われたりすることがあります。

普段どういう動作が多いのかを自身で確認しておくと治しやすいかと思います。

最後に、痛い所だけを良くしようと思っても治しづらいというお話を前回させて頂きました。

これはご自身で確認して頂くのが手っ取り早いのですが、

ボールを打つ、投げるといった瞬間、

頚にはどれだけの緊張、負荷が掛かっているかを知ると良いかと思います。

壁なんかをボールに見立ててもいいかと思います。

軽くグッと押した時に頚を少し触ってみて下さい。

結構力が入っているのが解るかと思います。

これが繰り返されれば頚は硬くなりますし、

硬ければ血流も神経の流れも悪くなりますので、

修復力は間違いなく落ちます。

なので治すのなら肘とセットで頚も考えて頂けると、

すんなり治せるかと思います。

長々とお話させて頂きましたが、

こんな感じでいかがでしょうか。

ゴルフなんかはさっぱり解らないので、

スイングの事とかでズレたことを言ったりしていないか心配で
すが、

見た感じ、自分で少し真似した感じでお話させて頂きました。

間違っていたら申し訳ございません。

今回はこんな感じで許して下さいませ。

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ご不便お掛けしますが宜しくお願い致します。

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ツーリング。
BBQ。
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テニス。
ヨガ。
スノボ。

興味ある方は一声かけて下さい。

数人集まったら、そこからはじめます。

-スタッフ佐々木。
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