スタッフ佐々木。

秋の始まり、心身の調子は?

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こんにちは。
佐々木です。

残暑も少なくほぼ秋と言ってもいいような天気が続きますがいかかがお過ごしでしょうか。

日が昇ってくる早さと気温のギャップがあって、ちょっと体調が狂いやすいと思います。

早く目は覚めるんだけど何となく布団から出づらかったり、

起きはしたけど眠気がなかなか抜けなかったりと結構嫌な気分になりやすいかと思います。

こういった不安定な時期というのは心身共に同じように不安定になりやすく、

その不安定さが定着して不調が続くこともザラにあります。

不調に順じて気持ちも落ちたりすれば、いわゆるうつ期、うつ病なんて言われたりします。

自律神経失調症というのもこういうタイミングで診断名を貰う事が多いと思います。

なんでか知らんが調子が悪い。

なんでか知らんが眠れない。

なんでか知らんが気分が落ちる。

この「なんでか知らんが・・・」の状態が不安感を煽り、更に深みに堕ちていくこともありますね。

では、何で調子が悪くなるのか。

原因不明なのか?と言われれば、そういうわけではありません。

まずは季節性というのもあると言えます。

人の身体というのは温度が高ければ代謝も上がり、身体の機能も亢進します。

身体の機能が亢進されれば、自然と動きも活発になり、気持ち的にも相対的にハイになります。

しかし逆も然りで、温度が下がれば代謝も下がり、身体の機能は低下します。

身体の機能が低下すれば、動きは緩慢になり、気持ち的にも相対的に落ち気味になります。

秋というのは暑かった夏から温度が一気に下がる為、ギャップが大きく、心身への影響も大きいといえます。

その為、不調を感じ易く、夏の疲れなども一緒になって出てきやすいです。

次に季節性とほとんど同じようなものですが、冷えですね。

身体に冷えが入ることで代謝は悪くなり身体は硬くなります。

頭痛や頚肩のこり、腰痛など起きる率は上がります。

また、冷えることでおかしくなりやすいのが自律神経です。

冷えというのは何も全身冷える訳ではなく部分的に冷えたりすることがほとんどですが、

代表的な部位でいえば手足の冷え。

これが少し困ったもので、冷えれば代謝が悪くなると書きましたが、

手足の冷えというのは手足のみで言えば代謝は落ちていますが、

その手足を温めようと身体全体では血流を上げようとします。

しかし、手足には冷えて血管が細くなっている為に十分に血液が回りません。

血流を上げたにも関わらず行き場がなくなった血液はどこに行くかといえば、

頭、頚、肩など基本的に上半身に集まることがほとんどです。

いわゆるノボせとか火照りとかになのですが、

これが慢性的になってくると頭痛や頚肩のこりが目立つようになってきます。

頭に血が上ったというのは興奮状態と同じ状態の為、

自律神経としては交感神経が優位になっている状態で、

この様な症状が身体の中で日常的に起こってくると、

自律神経を上手く働かすことが出来なくなってきます。

自律神経というのは交感神経と副交感神経からなるものですが、

交感神経が常時優位になれば、緊張状態が続き、身体が休まらずに、

過緊張や冷や汗、不眠症、倦怠感などの症状が起きてきます。

ここまで来たら緊張状態を解く事が最優先になるのですが、

現代社会において緊張を作るものが山ほど有る為、簡単にとはいきません。

まずは光源となるものは基本的にNGで夜更かしなどはもっての他です。

ただ、寝つきが悪かったりする場合、意図せずに夜更かしとなってしまうこともあります。

その場合は無理に寝ようとはせず、朝早くから行動を起こし、

夜まで寝ずに少しだけ頑張る事をオススメします。

どれもこれも症状としてはパンチ力はありませんが、

複合的に日常的に付いて回ってくると中々にツラいものとなります。

治すなら、ベストは寝つきが怪しくなったら早めの治療。

次点で病院に行って、症状名を貰って、薬を飲む前。

治すのが大変になってくるのは薬が常習的になってからです。

そうなる前に自分の身体をよく診て、感じて、無理をしない。

そんな些細なことが大事だったりします。

どうか自分を大事にして下さるようお願いします。

-スタッフ佐々木。
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